誠光社

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お蚕さんと過ごした1年間の記録

お蚕さんと過ごした1年間の記録

GoodJob!センター香芝『OKAIKOSAN』発行記念展

2022.10.1 ー 10.15

編集室

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「この料理、どっちかっていうとマチス向きだね。ぼくじゃなくてさ」

アリス・B・トクラスの手の込んだスズキ料理を口にしたピカソはそう嘯いたという。

二十世紀初頭の「パリのアメリカ人」としてさまざまな芸術家、文化人たちの中心に居続けた「作家のための作家」ガートルード・スタイン。その同性のパートナーとして四十年近くも暮らしをともにしたアリス・B・トクラスが、スタインや彼女の家に集まる画家や作家たちに振る舞った料理の数々をエッセイとレシピで綴った洒脱な料理読本。

フランシス・ピカビア風オムレツ、ルーベ夫人のアスパラガス料理、ブルゴーニュ公爵のチキンソテーにシンガポール風アイスクリーム。パリのサロンに集まる文化人たちと洗練された料理の組み合わせにうっとりとさせられる、品性溢れる書物です。

なかなかお目にかかれない一冊が古書で入荷。オンラインショップにて販売中です。
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カート・ヴォネガットの『タイタンの妖女』には、水星の洞窟深くに生息する生命体「ハルモニウム」が登場する。彼らは、惑星が奏でる「音」の振動を養分とし、同時に弱いテレパシーを送受信しながら生きている。そのテレパシーの内容は二種類。

「わたしはここにいる」と「あなたがそこにいてよかった」

かつて日本に「ハルモニウム」の存在にインスパイアされ、地球の自然音を宇宙から放送する衛生ラジオ局「セント・ギガ」がごく短期間存在した。そのコンセプトに影響された青年が、日本各地フィールドレコーディングの旅に出ながら生と死、「そこ」と「ここ」に思いを馳せる長編小説『ボイジャーに伝えて』。

現在入手できる駒沢敏器ほぼ唯一の小説作品であり、フィールドレコーディングが物語の核となる稀有なフィクションでもあります。ボイジャー1号と2号が打ち上げられたそれぞれ同じ日に生まれた主人公たちは僕と同い年。そういった意味でも感慨深い読後感がありました。あらたなひとり出版社風鯨社より。

『ボイジャーに伝えて』駒沢敏器(風鯨社)
再入荷しました。店頭にて販売中です。
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