誠光社　京都・河原町丸太町の書店

エキシビジョンの時間

エキシビジョンの時間

YUKI UEBO作品展

2025.11.1 ー 11.15

編集室

わたしが・書いた・ラブソング

第23回

しのげ！退屈くん

文：安田謙一画：辻井タカヒロ

2025年11月1日公開
しょっぱい思い出

第1回

味の民藝　飛騨高山の飲み食いについて

著者：朝倉圭一イラスト：野上

2025年10月27日公開
おフローにしますか、それともエディ？

第22回

しのげ！退屈くん

文：安田謙一画：辻井タカヒロ

2025年10月1日公開
Freedom of ’25

第21回

しのげ！退屈くん

文：安田謙一画：辻井タカヒロ

2025年9月1日公開

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インスタグラム

なんとなく先からのポストの流れでいうと、このバンドは自分が十代の頃のヒーローだった。

Lo-Fiとか呼ばれてたけど、自分にとっては非常にパンキッシュな存在。ヒッピーみたいなオッサンがドラム叩いていて、ライブ中に逆立ちとかし出すとかがカッコよかった。ハッピー・マンデーズのベズとか、このバンドのギャリー・ヤングとか、適当なことやってるメンバーが居るって、態度悪くて最高！とか思ったものです。

そのペイヴメントのドキュメンタリーとフィクションを混ぜ合わせた”伝記映画”「PAVEMENTS」（ジェイソン・シュワルツマンも出てるらしい）の2枚組サウンドトラックがリリースされました。

セリフの断片、劇中のフェイクドキュメンタリー『Range Life』からの音源、ジュークボックス・ミュージカル『Slanted! Enchanted!』のキャスト録音、さらに2021年の再結成ツアーからのライヴおよびリハーサル音源などをぎっしり詰め込んだ、コラージュ感覚も楽しいアルバムに。リハーサルセッション音源には、BMXバンディッツもカバーした、おなじみ「Witchi-Tai-To」（素晴らしい！）なんかもあり、未発表新曲も収録したファンにはたまらなく、入門編としても聴ける良きアルバムです。

ちょっと値段はしますが、日本語帯＆解説付きで入荷しましたので是非！

「Pavements」PAVEMNET （Matador）
店頭、オンラインショップにて販売中

「レコードがあれば、どこに行っても全然寂しくないよ」

パンクといえば『DONUT』の最新号、甲本ヒロトの「旅をするレコード」も良かった。「サウンドバーガー」が実は高音質で、ヘッドフォンとの組み合わせで聴くために、ツアーにまで自分のレコードを帯同するって相当ですよね。

レコードプレイヤー持っていない人にとっては、アナログで音楽を聴く意味みたいなのがよく伝わる、レコード屋に行きたくなる記事です。ストラングラーズのギリシャ盤、欲しい・・。

『DONUT』20号は店頭にて販売中です。

雑誌「SPECTATOR」より、嘘みたいな本当のメッセージロンTが届きました。パンクと聞いて連想するものって十人十色ですよね。今年、ジェームス・ガンの『スーパーマン』を観てそんなことを思いました。

あわせて「対抗文化」Tシャツも。各色、各サイズ店頭オンエアインショップにて販売中です。

昨晩の團康晃さんと細馬宏通さんのトーク、「マンガの中のうたの在処、休み時間の在処としてのマンガ」が面白かった。

マンガ分析と、公立中学校へのフィールドワーク、対象は違えど、アプローチには共通したものも浮かび上がり、お話を聞き終えた後には、一見意外なこのお二人の組み合わせにも納得がいきました。

細馬さんのご著書『マンガはうたう』では、物語分析ではなく、マンガを読む時にわれわれはどのような前提のもと、いかにして読み、または読み落としているのかということが主題になっています。冒頭の『ちいかわ』を例に上げた章では、同作がいわゆる旧来のマンガ文法から大きくはみ出すがゆえに、読者によって解釈のズレが大幅に生じる可能性を指摘し、リズムから阻害された存在である「ちいかわ」と、周囲のキャラクターとのズレを音楽的に分析されています。

休み時間に関するフィールドワーク『休み時間の過ごし方』も同様で、旧来の物語（スクールカーストや、サブカルチャーグループエスノグラフィ）にとらわれていては見落としてしまう、理解出来ない、流動的なグループの動きが浮かび上がる、調査方法の変遷が綴られています。

ご来店時に細馬さんより、お手製のZINEをお預かりしました。『マンガはうたう』カバーに使われた、高野文子の「午前10:00の家鴨」を13ページにわたり分析したもの。同書をお買い上げのお客様に先着で配布（オンラインでも）しておりますので、ご興味ある方はお早めにどうぞ。

『マンガはうたう』細馬宏通（青土社）
『休み時間の過ごし方』團康晃（烽火書房）
ともに店頭、オンラインショップにて販売中。

12月発売予定の『オルタナティブ民俗

12月発売予定の『オルタナティブ民俗学』は、軸原ヨウスケ・中野香両氏に装幀を依頼し、ブックデザイン上は『アウト・オブ・民藝』の姉妹本のような体裁を取っています。

帯裏には今回も相関図を掲載。幾度も手直しを重ねながら、柳田國男を中心とし、時代のレイヤーを重ねた民俗学の見取り図を描いています。お買い上げの際は、こちらどうぞお見逃しなきようチェックしてみてください。

　
『オルタナティブ民俗学』（島村恭則・畑中章宏）
12月5日発売予定
オンラインショップにてご予約受付中！

#オルタナティブ民俗学

2年ほど前松山を訪れた際に、たまたま愛媛県美術館でやっていた大竹伸朗展の最終日近くに足を運ぶことが出来た。ぼんやりと展示されている「ダブ平＆ニューシャネル」を眺めていたら、ご本人がふらりとやってきて、なんのアナウンスもなく黙ってそれを遠隔演奏し始めた。周囲はさほど混み合うわけでもなく、何組かの家族連れの中、10歳くらいの少女が不思議そうに眺めている、そんなシチュエーションも素晴らしく、印象に残っている。

2022年国立近代美術館から始まり、日本を巡回した「大竹伸朗展」会場でも展示、その異形で観客の度肝を抜いた、演奏するアートオブジェ「ダブ平＆ニュー・シャネル」。巡回最終日に富山県美術館館TAD内で行われたその演奏をCD2枚組、BOX入、大竹伸朗自身による書き下ろし解説、湯浅学による寄稿を掲載したブックレット、コラージュ作品プリントカード12枚を封入したコレクタブル・エディションが、アナログ盤に先駆けて入荷しました。

　
「DAB-HEI & NEW CHANELL ➕　JUKE/19. Live rec. at TAD 2023. 9.18（CD）」
店頭、オンラインショップにて販売中

1981年、ヴェネツィアにて創業、その後40年以上にわたり、照明デザインの進化に寄り添ってきた企業フォスカリーニの物語、アイデア、そして製品。

本書は6つのテーマ別セクションから構成され、各セクションには批評的な分析とランプのセレクション、そして制作全体の概要が掲載されています。TwiggyやBig Bangなど、ポップな商品名に、アクリル樹脂やカーボンファイバーを取り入れた、未来的なフォルムの数々。「ただ光を当てるだけだと考える人もいる」という逆説的なタイトル通り、照明が空間に与える影響力を実感できる一冊です。

カバーはクロス装箔押し。

『Some think it's just about shedding light』（corraini edizioni）
店頭、オンラインショップにて販売中

イランはテヘラン出身、ボローニャでイラストレーションを学んだ作家、ナズリ・タフヴィリによるテキストのない絵本。車の窓から景色を眺める少女の視点が淡々と描かれるうち…。

幼少期、家族が運転する車の後部座席でぼーっと車窓を眺めながら、波打つような電線の動き、飛び去る電柱、移り変わる景色に引き込まれたあの感じ呼び覚ます、感覚的かつ映像的な一冊。シンプルながら力強いページネーションの力を読者に見せつけてくれう作品。ムナーリはじめデザイン絵本の名門、コライーニより。

「Road Adventures」Nazli Tahvili（CORRAINI EDIZIONI）
店頭、オンラインショップにて販売中

お知らせ

2025.11.4
『オルタナティブ民俗学』刊行のお知らせ
2025.10.26
ぼくらの本屋のつづけ方〜独立書店のリアルと、書くことと売ること〜＠SPBS
2025.10.25
独立出版者エキスポ実行委員長が聞く　独立書店ネットワークという名の新たな書店のチャレンジ
2025.10.24
11月7日（金） 1003 祝！10周年記念トーク「あれどうなってます？」

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誠光社の刊行本

オルタナティブ民俗学島村恭則・畑中章宏

かもがわあまいもんマップ誠光社

WADDLE YA PLAY？ SWISH!

E is for Elephant 黒野大基の象黒野大基

ひとり ALTOGETHER ALONE GAZETTE 4

いいなアメリカ　ジョンとポールが歌うランディ・ニューマンジョンとポール

和田夏十の言葉梶谷いこ

moving days 平野愛

喫茶店のディスクールオオヤミノル

火星の生活堀部篤史

恥ずかしい料理文：梶谷いこ　写真：平野愛

ライブ漫筆安田謙一

私の考える骨董ーThis is How I Feel About Antiques マメイケダ・Tokimeki antiques

書をステディ町へレディゴー安田謙一・辻井タカヒロ

アウト・オブ・民藝改訂版軸原ヨウスケ・中村裕太

シナリオ付写真集『ワンダーウォール』写真：澤寛 / 脚本：渡辺あや

京都ケチケチ買い物案内辻井タカヒロ

珈琲の建設オオヤミノル

御所東考現学得地直美

味がある。マメイケダ

本とその周辺をめぐる、6か月とちょっとの旅編集：福永信

Bookworm House & Other Assorted Book Illustrations セカンドエディション赤井稚佳

コテージのビッグ・ウェンズデー半芸術編小田島等・堀部篤史

コテージのビッグ・ウェンズデーミズモトアキラ・堀部篤史

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