『こっせつくん』刊行記念 春風亭一之輔独演会 in 拾得 レポート
(撮影:キッチンミノル)
2025年7月16日から月末まで開催しました『こっせつくん』(春風亭一之輔 著・得地直美 絵)刊行記念原画展にあわせ、テキサスブックセラーズさんと当店の共催で、著者、春風亭一之輔さんの独演会を開催しました。
今回、あえて老舗のライブハウス拾得さんのロケーションで小規模にという企画のため、店頭のみでの告知受付させていただいた結果、当店周辺の落語ファンのみなさまであっという間に満席に。開催のお知らせに至らなかったため、こちらで少し当日の様子をお知らせさせていただきます。

京都のみなさんはご存知、老舗のライブハウス拾得。地元のアーティストたちの定期ライブを、お酒と美味しいご飯をいただきながら楽しめる場所。最近では落語会も定期的に開催されています。数年前、ここで山下達郎のライブが敢行されました。メジャーなアーティストが、インディーズを大事にする舞台に立つ、というシチュエーションが素晴らしく、同じくインディーズであるテキサスブックセラーズと当店が一之輔さんをお迎えするにはこの場所しかない、と拾得さんにご相談させていただきました。

快く会場を貸してくださった拾得のマスター、寺田さん。なれない企画に戸惑う我々でしたが、寺田さんの的確なアドバイスと、融通により無事に実現。お囃子は、拾得での定期寄席でもおなじみ、左京区の素人落語グループ「馬鹿頭の会」のメンバーの皆様にお願いしました。

当日披露していただいたのは、「初天神」と「粗忽長屋」の二席。絵本の内容や京都での落語に合わせた枕から、酒で温まった会場は大ウケ。途中、編集者の筒井さん、テキサスブックセラーズのキッチンミノルさんとのトークをはさみ、終演後はサイン会と、盛りだくさんな一夜でした。

『こっせつくん』は引き続き、店頭、オンラインショップにて販売しております。残念ながらご参加いただけなかったお客様のためにサイン本もご用意いただきました。是非この機会をどうぞお見逃しなく。