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織物以前のこと 南太平洋のタパや装い 刊行記念トークイベント

織物以前のこと 南太平洋のタパや装い 刊行記念トークイベント

2024.5.16 19時〜

Nekiでデザインを担当させていただいた、美術家・ノンフィクション作家の福本繁樹さんの著作「織物以前のこと 南太平洋のタパや装い」の刊行を記念し、誠光社さんのスペースをおかりして、福本さんのお話を聞くトークイベントを開催させていただきます。
聞き手は、Nekiのデザイナー、坂田佐武郎が務めます

およそ50年前の南太平洋で、当時京都市立芸術大学の学生だった福本さんが撮った写真、収集した物たち。
それらはビジュアルがまずとても刺激的ではあるのですが、それ以上に、そういった装飾品や物品が、どういった文化や贈与の仕組みの上に当時成り立っており、そして西洋文化の流入により、どのように姿を顰めていったか、といったお話が本当に面白いのです。

そしてもちろん、福本さんの当時の冒険譚がめちゃくちゃ面白い・・・

本を作りながら僕たちが福本さんから聞かせてもらったそのようなお話を、是非沢山の人に聞いていただきたいと思い、誠光社さんにご協力いただき、今回のトークを企画しました。
文化人類学や民俗学、染織などにご興味がある方はもちろんですが、デザイナーや写真家、絵描きの方など、何らかの物語的なものを生み出そうとしている方にも是非聞いて欲しいお話です。

現在・現代の日本では細分化して整理されていった「現実」と「物語」の関係が、渾然一体と存在していた当時のお話が聞けると良いなと思っています。
そして、現代の僕たちが作り、僕たちの身の回りにある装飾品や身に着けるもの、それらが生み出される仕組みや、世の中に行き渡る仕組みは、自分達にとってどんな存在になる得るのか〜、といったことに想像を膨らます時間となれば嬉しいです。
(Neki inc.坂田)
  • 福本繁樹 FUKUMOTO Shigeki
    1946年滋賀県湖北に生まれ、京都市中京区の職人の街で育つ。美術家、ノンフィクション作家。京都市立芸術大学専攻科西洋画専攻修了。学生時代から染色業自営。1976年より美術家として染色作品などを国内外で発表。2017年度まで大阪芸術大学教授。現在立命館大学環太平洋文明研究センター客員協力研究員。主著に 『メラネシアの美術』 『南太平洋・民族の装い』 『精霊と土と炎─南太平洋の土器─』 『「染め」の文化 染み染み染みる日本の心』 『布・染み染み 福本繁樹作品集』 『染色論のすゝめ』 『福本繁樹作品集 愚のごとく、然りげなく、生るほどに』 (2019年度意匠学会賞) など。2001年度第14回京都美術文化賞、2021年度(第36回)大同生命地域研究特別賞。
  • 坂田佐武郎 SAKATA Saburo
    1985年京都府出身。Neki inc.代表、グラフィックデザイナー。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)情報デザイン学科を卒業。卒業後3年間graf(大阪)にてデザイナーとして勤務し、2010年に独立。京都を拠点に、主にグラフィックデザインの分野で活動。
    https://www.neki.co.jp/
開催日
2024年5月16日(木)
時間
19時〜
会場
誠光社
定員
25名さま
ご参加費
1500円+1ドリンクオーダー

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