福祉×伝統工芸の可能性とお蚕さんプロジェクト
2022.10.2 19時〜
お蚕さんと過ごした1年間の記録ーGood Job!センター香芝 『OKAIKOSAN』発行記念展にあわせて、トークイベントを開催します。
Good Job!センター香芝は、障害のある人など多様な人の能力をいかしながら、地域や社会にとって必要な仕事を提案する施設として2016年にオープンしました。
これまで、FAB(デジタルファブリケーション)と手仕事を組み合わせた郷土玩具づくりをはじめ、福祉×伝統工芸の可能性に着目し、さまざまなものづくりにチャレンジしてきました。
そうしたなかではじまった、お蚕さんを育てる取り組み。
障害のある人とお蚕さんのお世話をし、お蚕さんや桑について学び、養蚕や絹などの文化や歴史にふれ、絹や桑をつかったものづくりに取り組むなかで、さまざまな発見がありました。
今回のトークの前半では、Good Job!センターの活動や各地の福祉と伝統のものづくりの事例などをご紹介します。
後半では、お蚕さんの生態や繭から絹糸になるプロセス、障害のある人と一緒にアートや食の視点からもお蚕さんとかかわる楽しみ、福祉施設でお蚕さんを育てる意味など感じてきたことをお話します。
障害のある人もふくめ、多様な人が関わり合いながらものをつくることとはどういうことか、素材の恵みをいただき、伝統に触れることで福祉のものづくりはどのように変わっていく可能性があるのか。
福祉×伝統工芸に関心のある方、そしてお蚕さんとの取り組みに関心のある方と一緒に、これからの福祉や地域、ものづくりの関わりを考えていきたいと思います。
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森下静香
Good Job!センター香芝 センター長。たんぽぽの家にて、障害のある人の芸術文化活動の支援や調査研究、アートプロジェクトの企画運営、医療や福祉などのケアの現場におけるアートの活動の調査を行う。2012年より、アート、デザイン、ビジネス、福祉の分野を超えて新しい仕事を提案するGood Job!プロジェクトに取り組み、2016年度グッドデザイン賞にて、金賞受賞。2016年9月にGood Job!センター香芝センターを開設、同時にセンター長に就任。編著に『インクルーシブデザイン−社会の課題を解決する参加型デザイン』、『ソーシャルアート−障害のある人と社会を変える』(いずれも学芸出版刊)など。
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松本綾
Good Job!センター香芝スタッフ。福祉系の大学を卒業後、社会福祉法人わたぼうしの会に入職。通所施設の支援員や、地域の障害のある人のヘルパー、相談支援専門員などを経て、2019年にGoodJob!センター香芝に異動。GJ!センターのメンバーが、気持ちやからだの健康を大切にしながら長く仕事を続けられることをイメージして、生活支援を中心に関わっている。お蚕さんと初めて出会ったのはコロナ禍で世の中も自分も不安に満ちた2020年。これまで知らなかったお蚕さんの独特の癒しオーラに魅了され、みんなでお世話を続けてきた。
- 開催日
- 2022年10月2日(日)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
- 定員
- 25名さま