林 青那『KUROMONO』 出版記念展
2021.9.1 ー 9.15
終了しました
墨の深い黒と、衝動的な線。
画家、イラストレーターとして活躍する林青那は、2016年から抽象画を描き続けてきました。ほぼ無意識の状態で紙に向かい、ひたすらに手を動かすことで生まれるそれらの絵を、本人は「図」と呼びます。
自分を無くしていくと
丸や線といった単純な形が残っていく
目的なく紙に向かいひたすらに手を動かす
それは自分の中の原始を探究するような行為である
―――林青那
今夏に出版された大判作品集『KUROMONO』(Baci)は、これら抽象画を軸に構成。見所は、墨の濃淡まで再現した、トリプルブラックという印刷技法です。原画と見比べることで、印刷の繊細な表現力を感じてもらえるはずです。
会場では、描き下ろしの新作に加え、過去作から『BOTTLE, APPLE』シリーズ(2018年)を展示します。原画と印刷、両方を通じて、林の力強い表現をお楽しみください。
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林 青那(はやし・あおな)
1989年生まれ。画家。幼少期より造形・絵画のアトリエに通う。2010年に桑沢デザイン研究所を卒業後、イラストレーターとして墨一色の静物画を中心に、広告や書籍などのイラストレーションを手掛ける。2016年より画家としても活動をはじめ、墨汁と筆による抽象画などを国内外で発表する。
- 開催日
- 2021年9月1日(水) ー 9月15日(水)
- 時間
- 10時〜20時(最終日・イベント開催時は18時まで)