追憶のデレク・ジャーマン 奥宮誠次写真展
2021.4.16 ー 4.30
終了しました
HIVを罹ったことをきっかけにダンジネス原発の近くでガーデニングをはじめた、イギリスの映画監督デレク・ジャーマン。その姿を写真家・奥宮誠次が追った4年間。
死後、イギリスの芸術劇場で催されたデレク・ジャーマン回顧展に出展するはずが、訳あって奥宮さんの撮影した写真の多くは、紛失の憂き目に遭いました。残されたわずかな写真で編まれた今回の小さな本は、長らく奥宮さんの中で残っていた「宿題」を果たすことになるのかもしれません。「肩の荷が下りたような これでようやく、彼と本当のお別れができるような気がする」と、『原発ガーデン』のあとがきは結ばれています。
文庫本サイズに、たった20枚にも満たない白黒写真で構成された『原発ガーデン 映画監督デレク・ジャーマンの最晩年』(百年書房刊)に収録された作品を中心に6点を額装展示。あわせて”DEREK JERMAN’S GARDEN”をはじめとする関連書や、監督作品の映像ソフトを販売するほか、さらにはデレク・ジャーマンが庭仕事をする際に被っていたストローハットを再現した帽子の受注販売も行います。
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奥宮誠次(おくみやせいじ)
高知県生まれ。写真家。1986 年に渡英し、ロンドンを拠点に主にヨーロッパで活動。2012年、再び東京に活動の拠点を移す。「Anchovy Studio」設立。主な著書に『世界の動物園』『風が笑えば』(俵万智との共著)などがある
- 開催日
- 2021年4月16日(金) ー 4月30日(金)
- 時間
- 10時〜20時(最終日・イベント開催時は18時まで)