This is YOUR body. 中木屋アリサ作品展
2019.7.16 ー 7.31
終了しました
「女だから」「男だから」。
現代社会には、過去に築き上げられた「男女のあるべき姿」が存在し続けています。それは、私たちが気づかないうちに心の中に根を下ろし、無意識のうちに次の世代、そのまた次の世代と引き継がれていきます。昔から存在しているものが今も残っていることは、不思議なことではありません。
でも、少し周りに目を向けてみてください。 携帯電話はスマートフォンとなり、テレビはますます高画質に。介護や医療の現場では、ロボットや人工知能が導入されています。 ではなぜ、私たちの思考は昔のままなのでしょう。 ものが進化しているのに、私たちがもつ社会通念はとどまったままです。 もっと柔軟に考え、寛容になってもいいのではのではないでしょうか。 「知識は理解を生み、理解は寛容さを生む」 これは恩師の言葉です。 自分の理解を超えた人と出会ったとき、拒絶し、その人を否定するのではなく、 一つの個性として認め合える社会を願って。
今回の誠光社での初個展では、新たな世界へ飛び出す女性をテーマにテキストを制作いたしました。展示では、社会の変化に対して少しでも能動的になってもらえるような工夫を凝らしています。会場にて、ジェンダーについて関心を持っていただけたら幸いです。
-
中木屋アリサ
1998年生まれ、京都在住。詩や短歌などの創作活動を続け、昨年秋に行われたXS BOOK FAIRにてデザイナーと共に歌集『薄明の頃』を制作。その後、銀座ソニーパークで開催されたTOKYO ART BOOK FAIR : Ginza Editionに出展し、完売。
今回の展示に合わせて制作された『bear』が初の小説となる。
- 開催日
- 2019年7月16日(火) ー 7月31日(水)
- 時間
- 10時〜20時(最終日・イベント開催日は18時まで)