「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」公開記念トーク
2019.6.29 19時〜
フレデリック・ワイズマン監督の最新作「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」公開を記念し、北小路隆志さんをお迎えしトークイベントを開催します。
精神異常犯罪者の矯正院にはじまり、高校、セントラルパーク、軍事演習場に、移民やマイノリティたちが集まる町と、アメリカという国を部分的にクローズアップ、アーカイブ化するようにして撮影を続けてきたフレデリック・ワイズマン。その最新作でカメラを向けたのは「知の集積庫」でもある図書館でした。作品中では、驚くほど多様な活動を展開し、市民の知のインフラを担う「公共圏」としての図書館の姿が描かれていますが、4つの研究図書館と88もの分館から構成されるその巨大なアーカイブは、ある意味ワイズマン自身が目指す、アメリカそのものの百科全書化とも言える映画製作と重なり合う存在でもあります。
ナレーションやBGMを一切使用しない特異なスタイルや、客観性を目指しつつも編集行為に孕む創造性など監督としてのワイズマンと、最新作「ニューヨーク公共図書館」の細部を映像も交えつつたっぷりお話しいいただきます。
本好き、図書館好きの皆さまも、3時間以上にも及ぶ大作に及び腰な方も、トークを聞いてから是非映画館へ足をお運びください。
ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス
6月21日(金)〜
テアトル梅田
6月29日(土)〜
京都シネマ
7月6日(土)〜
元町映画館
にて上映予定
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北小路隆志
京都造形芸術大学芸術学部映画学科教授。映画批評家。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、早稲田大学大学院経済研究科修士課程修了。新聞、雑誌、劇場用パンフレットなどで映画批評を中心に執筆。主な著書に「王家衛的恋愛」、共著に「アピチャッポン・ウィーラセタクン 光と記憶のアーティスト」、「エドワード・ヤン 再考読/再見」、「映画の政治学」、「ペドロ・コスタ 遠い部屋からの声」、編著に「〈社会派シネマ〉の戦い方」などがある。
- 開催日
- 2019年6月29日(土)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- 定員
- 30名様
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
- ご予約方法
- 満席に付きご予約受付を終了しました