丸屋九兵衛 BACK in 075:古都と世界と多様性 『悪いキツネをおさえつけることはできない』刊行記念
2026.3.24 19時〜

2024年2月に行われた京都市長選挙を思い出してみましょう。
立憲民主党も自由民主党も公明党も国民民主党も恥知らずなスーパー相乗り状態(いわゆるStrange Bedfellows)で支援した結果、鳩山由紀夫内閣で内閣官房副長官を務めた松井孝治が、4期16年も続いた門川大作の保守市政の実質的な後継者となってしもた、あの選挙を。
「歴史ある街は伝統を重んじるから保守に傾くのも当然」と感じるかもしれません。
でも本当にそうでしょうか?
ロンドンを見てください。労働党(中道左派、社会民主主義)のパキスタン系イスラム教徒、LGBTQ+フレンドリーなサディク・カーンが市長として3期目を務めています。
ニューヨークは? もちろん「先の大戦」が応仁の乱を意味する075地域とは比べものになりませんが、まあ400年くらいの歴史はあります。この2026年1月、そのニューヨークの市長に就任したのはウガンダ生まれのインド系イスラム教徒でラッパー経験があり、やはりLGBTQ+フレンドリーな民主社会主義者、ゾーラン・マムダニです。
さらにロサンゼルス市長も、やはりLGBTQ+フレンドリーな黒人女性、カレン・バス(Karen Bass)。再びヨーロッパに目を移してフランス。首都パリの市長はスペインから帰化した社会党の女性法律家、アンヌ・イダルゴです(いや、実は二重国籍)。
これらの諸都市が多様性と多文化共生に舵を切っているというのに、京都は20年もの時間を保守陣営に市政を任せっきり。これでいいのでしょうか?
そもそも、保守と排他主義に凝り固まった大都市に未来はあるのでしょうか?
というわけで、丸屋九兵衛の出番です(もちろん彼は「京都のようで京都ではない」と形容される伏見の出身なのですが、この場合は不問にしましょう)。
非常にポリティカルな新著『悪いキツネをおさえつけることはできない』の第4章を多様性というテーマに割いた丸屋九兵衛が、京都と世界の諸都市の多様性と多文化共生について考えます。
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丸屋九兵衛
伏見が生んだ怪人、黒人音楽専門誌『ブラック・ミュージック・リヴュー』改め『bmr』の編集者を経て、今はほぼ年がら年中しゃべっている音楽史家にして書籍愛好家(特にSF/ファンタジー)。オタク的カテゴリーから学術的分野までをカバーするムダに幅広いトピックで人々を混乱させてきたところ、「万物評論家」と呼ばれるに至る。著書に『丸屋九兵衛が選ぶ、ストレイト・アウタ・コンプトンの決めゼリフ』『史上最強の台北カオスガイド101』などがあるが、それより他人の本を語りたいタイプ……でも今回は新著『悪いキツネをおさえつけることはできない』のプロモーションをしないと。
- 開催日
- 2026年3月24日(火)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- 定員
- 25名さま
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
