ADM: Asia’s Own Unhinged Club Culture
2026.3.8 19時〜


Budots、Saiyor、Vinahouse、慢揺、Fengtau、Funkot、Vei Lerng……「ADM(Asian Dance Music)」とはアジア各地域に分布する、これら聞き慣れないエレクトロニック・ダンスミュージックの形態を総称する造語である。その解釈は単に音楽的構造だけに収斂されるものではなく、DJスタイルから夜遊びの作法、ダンス、ファッショントレンド、SNS、空間デザイン・音響・照明、さらには業界の商慣習から楽曲の流通経路に至るまで、それぞれの土地土地で歴史的・社会的・言語的背景に影響を受けながら、独自の発展を遂げてきた千姿万態のダンスミュージック文化全体をその射程に収める。知覚しうる限りの、アジアの若者たちの生活の実状(リアル)──つまり、もう全部である。
2017年にタイ伝統音楽の「教科書」とも言える『TRIP TO ISAN 旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド』の執筆を終えたSoi48が次に向かったのは、アジアの人々がつくり出す「夜の現場」だ。宇都木景一と高木紳介の二人は仲間たちとともに、タイ、ベトナム、ラオス、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、台湾、韓国、日本を旅しながら、各地のナイトクラブやフェスティバル、シークレットレイヴ、移民労働者向けディスコに通い詰め、関係者たちとの交流を深めながら、その知られざるクラブカルチャーの秘景を記録し続けてきた。
今回その集大成である写真集『ADM: Asia’s Own Unhinged Club Culture』の刊行を記念し、トークイベントを開催。リアルなアジアのクラブカルチャーを識るにはもちろん、タイを始めとするアジア各地への特殊なガイドとしても存分に楽しめる内容。どうぞお楽しみに。
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Soi48
DJ、執筆、デザイン、パーティー活動を通じてアジアの魅力を発信する2人組。その関心は、古い伝統音楽から最先端のダンスミュージック、レコードからインターネットに落ちている音源まで、多岐にわたる。映画『バンコクナイツ』(空族)や、EM Recordsのタイ音源シリーズ監修のほか、トークイベント、テレビ、ラジオ出演などを通じて、アジア音楽や旅の魅力を紹介している。著書に『TRIP TO ISAN:旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド』(DU BOOKS)、『OMK#001』(OMK)、『ADM: Asia’s own unhinged club culture』がある。現在アジア各国のダンス・ミュージック、サウンドシステム文化を調査中。
- 開催日
- 2026年3月8日(日)
- 時間
- 19時〜
