大竹昭子の写真をより深く見るためのワークショップ
2025.12.11 19時〜
        各地で開催され人気を博している<大竹昭子の写真をより深く見るためのワークショップ>を当店で開催いたします。
参加者にはあらかじめ人物が写っている写真1点を送っていただき、当日はそれを上映しながら、写真に写っているものをみんなで言葉にしていきます。どういう状況を撮ったものなのか、写っているこの人たちは知り合いなのか、そうでないのか、この場所は日本のなのか、海外なのかなど、写真に見ながらさまざまに想像してみます。
たとえるなら写真はあるシーンが「瞬間冷蔵」されたものです。それをみんなで「解凍」していくと、撮った人すら気づかなかったことが浮かび上がってきます。写真の見方が深まることは、写真がうまくなることにもつながっていきます。
【大竹昭子さんからのメッセージ】
スマホでたくさん写真を撮るけれど、ほとんど見ないことが増えていませんか?
このワークショップは写真選びをする段階からはじまっています。この写真を見せたらどんな反応が返ってくるだろう、と想像しつつ、スマホのなかの写真を見直して「人物が写っている写真」を1点送っていただきます。人物は小さくても構いません。美しく決まっている写真(モデル撮影会の写真とか)よりは、奇妙だったり、笑えたり、謎めいていたりする写真をお待ちしています。
知らない人同士なのに、写真を介して語り合うとこんなにも心が解放されるのかと毎度驚かされています。ぜひこの楽しさを味わってください。

『迷走写真館へようこそ』
著者:大竹昭子
発行:赤々舎
定価:1,800円(+税)
《見ることの可能性とともに、写真の根源が光りだす、かつてない写真エッセイ》
36名の写真作品をとりあげ、そこに何が写っているか、どんなことが伝わってくるか、なにを感じるかなどを軸に一点一点の写真を語っていきます。批評するのではなく、知識を伝えるのでもなく、人と写真の関係や見ることの奥行きを探っていく、かつてない写真エッセイ。
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          大竹昭子(おおたけ・あきこ)
          
1980年代初頭にニューヨークに滞在、文章を書きはじめる。小説、エッセイ、批評など、ジャンルを横断して執筆。写真関係の著書に、『この写真がすごい』『彼らが写真を手にした切実さを』『ニューヨーク1980』『出来事と写真』などがある。リトルプレス「カタリココ文庫」を刊行するなど、個人としての活動も多い。
 
- 開催日
 - 2025年12月11日(木)
 - 時間
 - 19時〜
 - 会場
 - 誠光社
 - 定員
 - 10名さま
 - ご参加費
 - 2500円+1ドリンクオーダー
 - 備考
 - 参加者には事前に人物(大きくても小さくてもOK)が写っている画像1点をメールで送っていただきます。詳細はお申し込みの際にお伝えいたします。
 
