靴底展 meu.lugar作品集『地を踏む・踊る』出版記念

色々な人が履き慣れた、もしくは廃棄直前の、
思い入れのある、もしくはあった、
実在する、もしくはした、
60人分の靴底の形。

作品集『地を踏む・踊る』には、踊る人、働く人、走る人、ふつうの人……いろんな人たちの靴底のシルクスクリーン60点を収録。また分冊には、持ち主と靴が体験したストーリーも併録しています。

印刷・製本は京都市中京区の修美社によるもので、書籍の本文用紙には数種類の紙材を採用しています。ページごとに違うカッティングという特別な仕様をほどこしており、本を開く手ざわりとパラパラとめくるリズムが異なることで、「靴底にはそれぞれにさまざまな人生が宿っている」ことが伝わってきます。

展示では靴底のシルクスクリーンに加え、その靴にまつわるストーリーを紹介します。「地を踏む・踊る」靴底に目を凝らし、そこから聞こえてくる靴音に耳をすましてください。きっと誰かの人生の断片に触れているような不思議な時間が体験できます。

期間中は限定10部の書籍のほか、一点ものである収録作品の展示販売もいたします。