
詩の朗読 From 1994 To 2025
2025.6.22 19時30分〜

詩のようなイベント概要*
『詩の朗読』が帰ってくる
1994年に京都で初演された
あのとき、
本棚に囲まれたギャラリースペースで
普段着のパフォーマーが
本を読む姿が
そのまま
舞台作品になってることに
観客は驚いた
そして、ちょっとだけ
心配になったものだ
あれれダンスはどこにあるのって
踊らなくっていいの?
でも観客は気づくんだ
本を読んでいる姿が美しいことに
パフォーマーから出てくる声を聞いていると
自分の気持ちの中が動き出してるってことに
ああ、舞台はここだったのかって
あれから、30年
リアルな「本屋」という舞台で
1日だけの特別な時間をつくります
1日のすべてが、
もしかしたら人生の全部が
ぎゅっと詰まった
楽器が鳴ったり、声に聞き惚れたり
笑ったり、ちょっぴり退屈したり(!)
美味しいお菓子が出てきたり(!!)
目を閉じたり、びっくりしたり
うなずいたり、もっと見てたい!!!と思ったり
誠光社で本を買って、それがチケット代わりです
本はなんでもOKです
そして、いつものワンドリンクオーダー
観客はその日、「本屋のお客さん」になって
この公演を見る
そして終わって
パフォーマーも
いなくなって
ひとりになって
手もとに
本が一冊、
残る
*この概要は、30年前にオリジナル公演をギャラリー・マロニエで見た観客の一人が、大阪で今年3月にあったパンとお話 APPLEの発音での公演を見た上で、山下さんに取材し、書いたものです
ダンスも言葉も伝え方を知らなくて、
ならば詩の朗読をと思ったその始まりが、
30年経った今も同じ仲間と続いている。
山下残
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ぼう(西嶋明子)
ダンサー、ヨガ教師。人間と犬の母。 1997年からNY居住。まだ何をしているのかよくわからないが、本人は毎日忙しくいろんなことにチャレンジしているつもり。
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ぴろりん
大阪生まれ米国中西部在住。東成区と生野区が地元で4年前にインディアナ州の田舎町に移住しました。大阪では6歳から労働者として家業を支え、米国では専業主夫。得意分野は料理、不得意分野は英語です。
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荒木瑞穂
大阪府堺市生まれ。大学在学中、哲学を専攻していたところが舞台表現が専らとなる。言葉と身体の関係を模索するなか、90年代を中心に山下残演出のパフォーマンスに重ねて参加。現在は歌人。古筆鑑定家として求職中。
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納谷衣美
ブックデザイナー。主な仕事に『本の虫の本』(創元社)、『海女たち』(新泉社)、『moving days』(初版)、『旅立つには最高の日』(三省堂)、『その世とこの世』(岩波書店)など多数。
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つき山いくよ
絵画の展覧会やパフォーマンス、書籍の制作のほか「お・は」(ジャパンマシニスト社)「ことりっぷ」(昭文社)「天然生活」(扶桑社)の装画、「パンとお話 Appleの発音」のビジュアルやお庭の見えるスペースでの企画などを手がける。キッズ対象の「ほとりで絵画教室」を主宰。
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ざん
振付家・ダンサー。大阪のストリートで即興ダンスを始める。90年代前半より京都を拠点とするモノクローム・サーカスに参加。1995年より振付家として個人の活動。プロジェクトごとにメンバーを募りながらダンスの可能性を広げる作品の発表を続ける。
- 開催日
- 2025年6月22日(日)
- 時間
- 19時30分〜
- 会場
- 誠光社
- 定員
- 25名さま
- ご参加費
- 当日、当店の本のご購入(なんでもOKです)+ワンドリンクオーダー