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武満徹から読み解く日本のアートとメディアの70年 『武満徹の電子音楽』刊行記念

武満徹から読み解く日本のアートとメディアの70年 『武満徹の電子音楽』刊行記念

2018.8.4 19時〜

2006年に刊行された『日本の電子音楽』(愛育社)以来、その徹底した調査・研究によって戦後日本における電子音楽研究の第一人者として活躍を続けている川崎弘二さんの新刊『武満徹の電子音楽』(アルテスパブリッシング)が刊行されました。

「武満徹」と「電子音楽」をひとつの軸としながら、新たなテクノロジーの受容や、戦後前衛芸術界の共同作業、ラジオやテレビといったマス・メディアの発達など多岐にわたる当時の状況が詳述されているほか、これまで武満徹全集には登録されていなかった作品を50ほど発掘するなど、本書ではじめて明らかになった新事実も多数掲載されています。

今回のイベントでは著者の川崎弘二さんと批評家の西田博至さんをお迎えし、これまで川崎さんによる研究がなければ知ることのできなかった戦後日本の電子音楽・前衛音楽の歴史と、その研究の歴史的意義をうかがっていきます。

  • 川崎弘二

    1970年大阪生まれ。2006年に『日本の電子音楽』、2009年に同書の増補改訂版(以上
    愛育社)、2011年に『黛敏郎の電子音楽』、2012年に『篠原眞の電子音楽』、2013年に『日本の電子音楽 続 インタビュー編』(以上engine books)を上梓。
    CD『NHK 現代の音楽アーカイブシリーズ』(ナクソス・ジャパン)における黛敏郎/湯浅譲二/松平頼暁/林光/石井眞木/一柳慧、実験工房の解説をそれぞれ執筆(2011〜13年)。2011年から雑誌『アルテス』にて「武満徹の電子音楽」を連載(2015年まで)。2014年にNHK Eテレ「スコラ 坂本龍一 音楽の学校 電子音楽編」に小沼純一、三輪眞弘と出演。2013年から2014年にかけて神奈川県立近代美術館/いわき市立美術館/富山県立近代美術館/北九州市立美術館/世田谷美術館にて開催された「実験工房展」の関連イベント「ミュージック・コンクレート電子音楽 オーディション 再現コンサート」を企画。2015年に開催された「サラマンカホール電子音響音楽祭」にてプログラム・アドバイザーを担当。2017年に芦屋市立美術博物館にて開催された「小杉武久音楽のピクニック」展に企画協力/図録編集/上映会企画にて参加。

    http://kojiks.sakura.ne.jp/

  • 西田博至

    批評家。1976年生まれ。批評誌『アラザル』同人。同誌で「一柳慧のいる透視図」を連載中。共著に南波克行編『スティーブン・スピルバーグ論』など。『ART
    CRITIQUE』や『キネマ旬報』、『ユリイカ』などでも執筆。

開催日
2018年8月4日(土)
時間
19時〜
会場
誠光社
定員
30名さま
ご参加費
1500円+1ドリンクオーダー
ご予約方法
E-mail:s-contact@seikosha-books.com
(参加ご希望イベント名、お名前、お電話番号をご記載ください)

または店頭、お電話にて承ります。