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アウト・オブ・民藝とは? 連続トーク「アウト・オブ・民藝」第一回

アウト・オブ・民藝とは? 連続トーク「アウト・オブ・民藝」第一回

2018.4.27 19時-

民藝運動からはぐれてしまった「民藝的な何か」に21世紀の美術や工藝の未来を見出す「アウト・オブ・民藝」展開催を皮切りに、全五回にわたり連続トークイベントを開催いたします。展示期間中の第一回は、企画者のお二人に「アウト・オブ・民藝」というコンセプトそのものを紹介、掘り下げていただきます。

「なぜアウト・オブ・民藝なのか?民藝運動周辺に渦巻いていた豊かな文化を捉える時に、今はこの言葉が一番ぴったりくる気がしています。民藝運動からギリギリはぐれてしまった人、物、文化を、軽やかに語り合いつつ、民藝運動とアウト・オブ・民藝、双方に共通する(はずの)思想を改めて考えてみたい。」軸原ヨウスケ

「民藝運動の産声があがったとき、アウトオブな工芸家たちは何をしていたのか。富本憲吉とブルーノ・タウト。彼らは、片足を民藝に突っ込みつつ、もうひとつの足を踏み出し、新たな趣味と理想をもって自らの生活を飾り始めていた。本トークでは、当時の工芸家たちとの交流を手がかりに、その足跡を辿っていきたい。」中村裕太
第一回 4月27日(金)「アウト・オブ・民藝とは?」
第二回 6月23日(土)「こけしと郷土玩具から見た民藝」(仮)
第三回 8月17日(金)「生活のレクリエーション」(仮)
第四回 10月9日(金) 「趣味文化と民藝」(仮)
第五回 12月21日(金)「ゲテモノか、ハイカラか」(仮)
各回ご予約受付中です
  • 軸原ヨウスケ

    1978年生まれ、岡山在住。「遊び」をテーマにしたデザインユニットCOCHAE(2003年ー)のメンバーでありデザイナー。伝統こけし工人とのプロジェクト、ドンタク玩具社でも活動。郷土玩具、こけしに興味を持つ。著書に『kokeshi book -伝統こけしのデザイン-』(青幻舎)2010年、『武井武雄のこけし』(pie international)2012年、『日本のおもちゃ絵 -絵師・川崎巨泉の玩具帖-』 (青幻舎)2014年など。折り紙パズル「ファニーフェイスカード」が日本グッドデザイン賞(Gマーク)2008受賞、『猫のパラパラブックス』(青幻舎)で造本装幀コンクール2013審査員奨励賞、『トントン紙ずもう』(コクヨWORK×CREATE)がグッドトイ2013選定など。近年は「岡山名物きびだんご」(山方永寿堂)などパッケージデザインを数多く手がけている。

    http://cochae.com/
    http://donduc.com

    (絵・いぬんこ)

  • 中村 裕太

    1983年東京生まれ、京都在住。2011年京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。博士論文「郊外住居工芸論―大正期の浴室にみる白色タイルの受容」。〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点から陶磁器、タイルなどの学術研究と作品制作を行なう。最近の展示に「六本木クロッシング2013:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」(森美術館、2013年)、「第8回アジア・パシフィック・トリエンナーレ」(クイーンズランド・アートギャラリー、2015年)、「第20回シドニー・ビエンナーレ」(キャレッジワークス、2016年)、「あいちトリエンナーレ2016」(愛知県美術館、2016年)、「東アジア文化都市2017京都」(京都芸術センター、2017年)など。工芸を作り手の視点から読み解き、その制作方法を探るプログラム「APP ARTS STUDIO」を運営している。

    http://nakamurayuta.jp/
    撮影|表 恒匡

開催日
2018年4月27日(金)
時間
19時-
会場
誠光社
参加費
1500円+1ドリンクオーダー
(資料付き)
定員
30名さま
ご予約方法
E-mail:s-contact@seikosha-books.com
(参加ご希望イベント名、お名前、お電話番号をご記載ください)

または店頭、お電話にて承ります。